ASUS P8H77-V LE

1600MHzでも安定しているようです。な~んて言ってましたけど、実はとんでもなく不安定になっていたのですよ。トホホ。1333MHzでも起動時のWindowsのロゴのところでリブート、という現象が15回に1回くらい発生し、かなりいらついていました。そんなところにインテルの新チップセットを積んだマザーボードが8日に一斉発売になりました。まさに渡りに船。ピュアな動画を見て盛り上がり、さあ出るぞというときに万一リブートなんてしたら、目も当てられません。

そんなわけで、Ivy Bridge が発売されるのを待ちきれず購入してきたのは ASUSの P8H77-V LE です。予定通りASUSに回帰です。CPUのOCが出来ないとか、PCI-Eのレーン数がしょぼいとか、色々な点で廉価版のH77チップセットですが、OCは2600K使用中に試しに1回やってみただけでSLIにも興味ナッシング、なんて私にはこのマザーで十分でしょう。安定第一ですよ。
といいつつも、CPU内蔵GPUとビデオカードが連携?して2万円クラスのビデオカードが5万円クラスの性能にアップするという噂の Virtu MVA には興味津々。さっそく3DMark11でベンチマークテストをしてみました。

環境: Corei7 2600K定格、GeFORCE460GTX、DDR3(1333MHz)
スコア P3743 (HyperFormance OFF、Virtual Vsync OFF)
スコア P5129 (HyperFormance ON、Virtual Vsync OFF)

なんと約37%ものスコアアップです。こいつはSUGEEEEEEEEEEEE!!!Virtu MVA 最高!!!!!
と思ったのは最初だけでした。確かにスコアやフレームレートは数値上は上がりましたが、ベンチ中画面を注視していると、動きがやたらガクガクしていることに気がつきました。てか HyperFormance OFF にしているときのほうが明らかに滑らか。ほとんどイカサマじゃねーか、ク○野郎!!!とぶち切れるほど、もともと期待は高くありませんでした。CPU内蔵のグラフィックスコアの性能なんてたかが知れてるし、胡散臭い売り文句が並んでいるとは思ってましたので。w 対応ソフト?の BATTLE FIELD 3 もやってみましたが違いが分からず。3DMARK11では明らかにク○な動作になりましたけど、他のソフトだとちゃんとフレームレートが向上するのかもしれませんし、これだけで評価を下すのは早計でしょう。ただ、私は自室でピュア動画鑑賞でいきりたっているときに親族が部屋に突然入ってきた並に萎えたことは確かです。つい数年前にそんなことがありました。それはどうでもいいですね。

それ以外にはえーっと、アイドル時のシステム消費電力(Windows 7使用時)ですが、前マザーの P67A-GD55 が73Wで、このマザーは70Wと微減しております。

と、いつものようにあまり役に立たない手抜きレビューでしたが、2012年にPCIスロットが3本もあるのはどうよ?とか、オーラを全く感じないボード構成ということ考慮しても、OCをしない人が安価に(多分)安定して使える佳作マザーなのではないでしょうか。

4/29追記: P8H77-V LEに交換してから20日くらい経ちましたが、不安定な挙動は一切無くなりました。YES!!

P8H77-V LE
P8H77-V LE

DENON SC-C33SG

前エントリの通り、先月DENONのトールボーイスピーカー SC-T33SG を導入しましたが、続いてセンタースピーカー SC-C33SG も導入してみました。うっひょー、これでおいしそうなニュースキャスターの声がくっきりはっきりになって抜けちゃうレベルになるかも!と期待していたのですが、もともとセンタースピーカーが無かったわけではない(ONKYO BASE-V10のサテライトスピーカー使用)ので、おっきするほど変わりませんでした。

TX-SA578のオートセッティングでは、周波数が70Hz~に設定され、とりあえずそのまま使用しております。BASE-V10のスピーカーの周波数帯域が125Hz~25kHzで150Hz~に設定されていたので、大分低音が出るようになりました。低音が出ればいいってもんでもありませんが、50Hz~60kHzのスペックに偽りなし。まあ1万ちょっとのスピーカーなので音はこんなものなのでしょう。重要なのは、AVシステムのデザインの統一感ですよ。(キリッ
若いときには、「え~木目?年寄りくさ~」なんて思ったりしていましたが、今は木目フェチです。木目に囲まれた暖かみのある空間は、仕事で疲れきって帰宅した人間を、即座に回復させる力を持ち、人生に安らぎをもたらします。と言ったら過言です。

それはさておき、恐れていたことがおきました。テレビ(37z3)の前に設置したら、リモコンの受光部が隠れてしまい、かなり上の方からリモコンを操作しないと反応しなくなりました。iPhone/iPod touchのアプリでWi-Fi経由でテレビを操作することも可能な37z3ですが、これはつらい。この手のセンタースピーカーではかなり高さが低い(10cm)製品をチョイスしたのですが、ぎりぎり駄目でした。もっともTVの目の前に設置すると、天板部分に映像がやや反射するので設置場所としては不適切な感じもします。以前と同様、床に直置きすることにしますかね。。

SC-C33SG
SC-C33SG

TOSHIBA REGZA 37Z3 + DENON SC-T33SG

テレビの選択肢が事実上プラズマか液晶のどちらかのみとなってから、何年経ったのでしょうか。HDブラウン管の映りのよさを享受しつつ、1年に1度は電器屋のテレビコーナーでプラズマと液晶の進化をチェックし、「まだまだブラウン管を超えてないな。フッ。」 なんてアホな優越感に浸っていましたが、自室の2004年製 TOSHIBA FACE 28ZP58 の動作不調を以って、いよいよ我が家からブラウン管のテレビは無くなることになりました。

無駄なプロローグはこれくらいにして、新しいテレビを買わざるを得ない感じになった、って訳です。リビングのテレビは、2年前からパナソニックのプラズマ TH-P42S2 を使用しており、プラズマの良い点悪い点はある程度把握したつもり。プラズマは画質は優れているものの、消費電力が高く、画面の焼き付きも気にしなければならず、自分の部屋での使用用途(主にゲーム)と設置スペースを考慮し、液晶方式を選択しました。今回のエントリは、製品そのもののレビューはおまけで、ゲーム好きの人間が、ブラウン管から液晶のテレビにチェンジした場合の所感をメインに書いてまいります。

良い点
・ 画面が大きくなった。28→37インチになり、Forza4の迫力は倍増。いや1.5倍増くらいかな。怒首領蜂大復活などの縦シューを横画面でプレーしてもまずまずの大きさになり、快適にプレイ出来ます。設置スペースを考えて37インチにしましたが、42インチでも大丈夫そうだったので微妙に後悔していたり。

・ 画面(静止画または動きの少ないシーン)がくっきりはっきり。ブラウン管では滲んでいたラップタイム等の文字がくっきりしゃっきり表示され、美しい。Forza4のコースローディング画面に背景があったことに、液晶に変えてから初めて気がつきました。

・ 低消費電力。ワットチェッカー計測値は以下の通り。

28ZP58 節電2(という名前じゃない。忘れた) 115~130w
37Z3 バックライト45 標準 68w
37Z3 バックライト45 節電1 58W
37Z3 バックライト45 節電2 54W

バックライト45 節電1で常用しているので、ブラウン管時代の2分の1以下の消費電力に。いや、ブラウン管のときは、BDレコーダーのチューナーも使用していたので、+20wの135~150wくらいにはなっていたはず。節電サイコー。テレビ見ないのが一番いいんですけど。ちなみに TH-P42S2 は平均330wです。w
また、このZ3シリーズは、DTCP-IP対応のDLNAサーバにすることが出来るのですが、待機時にもDLNAサーバとして機能する設定にすると、30w程度の消費電力でした。1年で5000円強の電気代。DRで録画した番組を DiXiM Digital TV をインストールしたPCで問題なく鑑賞出来ましたが、けちな私には無理。

・ サイズがコンパクト。ブラウン管からもたらされる殺人的な野暮ったさから解放され、一気にモダンな雰囲気の部屋になった感じがします。するだろ!するって言って。

・ 異常なまでに細かく設定出来る。FACEの時代でもその片鱗はありましたが、8年の間に深化しまくったのか。「信号フォーマット詳細表示設定」をオンにすると、4番目の画像のようなものまで表示出来ます。なんかこのBSの番組の画質はいまいちだな~、とチェックすると1440×1080とかだったりして割と使えます。

・ ゲームモード搭載。シューティングゲームを標準モードでやると、発狂するほどの入力遅延が味わえます。ゲームモードにすると、ブラウン管と比較しても違和感は無いレベルの操作性になります。このZ3シリーズはスペックシート上では、0.7フレームの遅延になってます。シューティングを良くプレイする人は、いわゆるゲームモードを搭載した液晶TVをチョイスしないと悲惨なことになると思われます。同じ東芝のREGZAでも、モデルによって遅延の値が違うので要注意です。

・ 動作がきびきび。電源入れてから画面が表示されるまで約3秒。チャンネル切り替えは1.5~1.8秒程度。番組表起動は仕様通り0.3秒くらい。

悪い点
・ 動きのある映像では残像が凄い。 数年前よりは大分マシになっているような気がしますが、ブラウン管と比較するとまだまだ酷いとしか言いようがない。液晶の限界か、と言いたいところですが、ヨドバシでデモってた70インチのAQUOS X5(50万円くらいのやつ)では、残像がそれほど気にならなかったので、液晶だからどうしようもない、という訳でも無さそう。シャープ曰く24倍速相当らしいですが。w この機種は4倍速相当?よく分らん。
残像感の「無さ」は、28ZP58>>>>>>>>>>>TH-P42S2>>>>>37Z3
上記の話は、普通の映像コンテンツの話であり、シューティングゲームの弾などは残像はあるものの普通にプレイ出来るレベル。

・ 画質がのっぺりしている。なんと言えばいいのか難しいですが、油絵みたいな感じというか。画質は同価格帯のプラズマのほうが明らかに綺麗だと思います。細かく映像設定が出来る機種なので、設定でどうにか出来るかもしれませんね。

・ IPSとは思えないほど、横からみると画質が変化する。LEDのせい?大きさのせい?良く分りませんが、かなり角度をつけて見ると、白っぽくかつ暗く見えます。節電レベルを1上げた以上に暗く見える。デスクトップPCをいじりながら横目でテレビをよく観る私にはつらい。

まとめ
残像はかなり気になりますが、静止画の綺麗さや、画面の大きさアップによる迫力増を勘案すると満足度は80点(/100)くらい。今後の液晶のさらなる進化を期待したいと思います。

あ、スピーカーの感想忘れてた。DENONのスピーカーを初めて体験しましたが、結構中低音重視のスピーカーだと思いました。ちょっと低音が強すぎるので、AVアンプで周波数下限を40Hz→60Hzに調整したらいい感じになりました。サブウーファーを起動するほどでもないようなシチュエーションではなかなか良いかも。終わり。

my room
my room
my room
my room