新PC環境その後

新PCは快適快速で大満足だぜヒャッハー!!ってなる予定だったのですが、割ととんでもないことになりました。新PCにしてからというもの、Windows環境でブルースクリーン頻発。Linux環境では完全フリーズ散発で、使い物にならない状態。前エントリで紹介した青い顔になっているおやじはオレだったのかよ!で、
相性交換保証でメモリの交換を実施

改善せず

再度相性交換保証で1600MHz駆動対応のメモリに交換(1333MHzで動作)

かなり安定

1回だけブルスク

メモリタイミングをautoからSPD値固定に変更して様子見 ←いまココ

といった流れになってます。

上記経過の間には、「マザーを変えたら、Windowsも再インストールしないと気持ち悪いよね」とWindows7を再インストールしようとしてうまく行かず、約2日インストール作業に費やしたという、思い出したくない嫌な事もありました。

Windows7のボリュームライセンスのインストールイメージで、クリーンインストールしようとしていたのですが、インストール途中でエラー0x80070570でほぼ100%止まってしまうのです。1度だけ何故かインストールがうまくいってしまったため、インストール出来ない理由に気付くまでにかなりの時間を要することになってしまいました。私が辿り着いたWindows7 ボリュームライセンスのインストール要件は、

1. Linuxがインストールされているディスクを物理的に外す。
2. 未使用パーティション(100MB以上)を1つ確保する。
3. 旧バージョンのWindows(私の場合はXP)がインストールされたパーティションに対してインストールする。

ボリュームライセンスがアップグレードライセンスしかないことを考えれば、3の要件は類推出来なくもないですが、メディアを要求するとかエラーを相応のもので出すとかしてほしいところです。つかふざけんなボケと言いたいです。プンプン。オレの休みを返せと。

話はまだ終わりません。(;;)

PCの電源を数時間以上切っていたあとに、電源投入した場合に1度で起動しない現象が発生しています。BIOSの画面が出ずに電源のファンだけが回りつづけ、リセットボタンを押すと正常に起動します。ググったところ、ビデオカードとマザーの相性でほぼ同じ現象に遭遇している人がいました。次の週末に予備のビデオカードと交換して検証してみようと思っています。多少のトラブルシューティングは結構楽しいのですが、ここまでくるとあーあって感じですよ。。

DPC latency と俺

PCを操作していて、最近妙に気になりだした事があるんです。それは大きなファイルをネットワーク越しにやりとりすると、マウスカーソルがかくかくするようになり、操作がままならなくなるのです。なんでこんなことになったんだー、といろいろトリガになるようなことを考えたのですが、どうもルータを100BASE-TX対応から1000BASE-T対応のWR8300Nに買い換えた2月下旬あたりからこの現象が出るようになったような気がします。

大きなファイルの移動をそんなに頻繁にやることもないので、しばらくは我慢していたのですが、Windows機とLinux機を1台にまとめメイン機がP5K-Eのマザーになってからは、インターネットからファイルをダウンロードするときにもマウスのかくつきが発生するようになり、さらにはニコ動の動画データキャッシング中までかくかくするようになってしまいました。

さすがに我慢の限界に達し、色々しらべたところ、現象が発生しているときにDPC(Deferred Procedure Call)lantecyが異常に大きな値になっていることが分かりました。DPC latency Checkerで計測したところ、最大で20万マイクロ秒越えのときもありました。いやっほー!

どうもP5K-EのDPC lantecyの平均値が悪いようで、平常時でも500-1000マイクロ秒あたりをうろうろしています。
結局、ルータ更改によるネットワークトラフィックのピーク値の上昇 + DPCレイテンシのよろしくないP5K-Eをメインで使うようになった + USBマウスの利用 + 彼女いない歴がまもなく○年になる焦燥感、という4つの条件が重なり、マウスカーソルカクカク問題が顕在化したとの結論に至りました。

USBマウスをつなげるUSBポートを変更することにより、Windows利用時にはほとんど症状が出なくなったのですが、Linux利用時ではやっぱりかくかくするため、完全に頭にきてPC自体を買い換えることにしました。バーロー。ホントはPS/2マウスにしてどうなるか試したかったのですが、PS/2マウスを持ってない上にP5K-Eにそんなポートはないのでした。

で、今度のマザーはASRockのP55 Deluxe3だだだ!!!どうですか、この下品大迫力なパッケージ。ただただひれ伏すしかないですね。ASRockといえば変態、とまで言われています(?)が、このマザーはそれほど変態仕様でもないようです。

 

p55d3_400_20100526

ASRockのHPのこっちのおやじなんかも見てるだけで楽しい気分になります。顔が青くなってますが、調子に乗ってオーバークロックしてブルースクリーンにでもなっているのでしょうか。

asrock_20100526

USB3.0対応!SATA3対応!DDR3 2600まで対応!で12980円ポッキリ!最強に強まったマザー!!!というわけでCPUは穏当にCore i7 860にしました。新PCでのDPC latencyは平常時150-200マイクロ秒、ネットワーク負荷がかかったときもほぼ変わらずで、マウスのかくつきはなくなりました。満足?

職場のCore 2 Duo(WindowsXP)マシンは70マイクロ秒でド安定なのは忘れることにしよう。

2010/05/24現在PC構成

ubuntu10.04 で USB無線LAN子機 GW-US300MiniS を設定してみた

最近部屋の模様替えを本気になってやっています。なんちゅーかケーブル類がやたら多いのが気にくわない!というわけでデスクトップPC2台(Windows機1+Linux機1)を1台のデュアルブートに集約、さらに無線LAN対応(WPA2PSK-AES)にすることにしました。

設定手順は以下の通り。

network-managerは大嫌いなので、削除します.
$ sudo apt-get remove network-manager

へんなドライバに邪魔されるようなので、阻止します.
$ sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf
blacklist rt2800usb (←追記)

Ralinkからドライバ RT2870_LinuxSTA_V2.3.0.0.tar.tar.bz2 をホームディレクトリあたりにダウンロードして展開します.
$ bunzip2 RT2870_LinuxSTA_V2.3.0.0.tar.tar.bz2
$ tar xvf RT2870_LinuxSTA_V2.3.0.0.tar.tar
$ cd RT2870_LinuxSTA_V2.3.0.0

os/linux/config.mkの以下の箇所を編集します.
$ vi os/linux/config.mk
# Support Wpa_Supplicant
HAS_WPA_SUPPLICANT=y

common/rtusb_dev_id.cの63行目あたりに下記の行を追記します.
$ vi common/rtusb_dev_id.c
{USB_DEVICE(0x2019,0xAB24)}, /* Planex Communications, Inc. */
(デバイスIDはlsusbコマンドで取得できます)

ドライバをコンパイルしてインストールします.
$ make
$ sudo make install

ubuntuちゃんが感じちゃうところにインストールされないようなので、場所を移動させます.
カーネルのバージョンは環境に合わせて適宜読みかえてください.
$ sudo -i
# mv /lib/modules/2.6.32-22-generic/kernel/drivers/staging/rt2870/rt2870sta.ko
/lib/modules/2.6.32-22-generic/kernel/drivers/staging/rt2870/rt2870sta.ko.bak
# cp /lib/modules/2.6.32-22-generic/kernel/drivers/net/wireless/rt2870sta.ko
/lib/modules/2.6.32-22-generic/kernel/drivers/staging/rt2870/.

OS起動時にドライバが読み込まれるようにします.
# vi /etc/modules
rt2870sta (←追記)

設定ファイルに埋め込む(難読化した)WPAパスフレーズを確認しておきます.
(psk=の行です)
# wpa_passphrase your_ssid your_passphrase

無線LANの設定ファイルを自分の環境に合わせて修正します.
# vi /etc/Wireless/RT2870STA/RT2870STA.dat
SSID=your_ssid
AuthMode=WPA2PSK
EncrypType=AES
WPAPSK=パスフレーズ

ネットワークの設定ファイルに無線LANの設定を追記します.
設定値は自分の環境に合わせてください.
# vi /etc/network/interfaces
auto ra0
iface ra0 inet static
address 192.168.0.10
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.0.254

再起動します.
# reboot

ここまでの手順で一応動作するようになりますが、カーネルのアップデートがある毎に動かないドライバに置き換えられ、再度コンパイル&コピーすることになります。それが嫌な方は DKMS(Dynamic Kernel Module Support)を使用し、カーネルのアップデート時にモジュールも自動的にコンパイルされるよう、以下の手順も行います. カーネル再構築の具体的手順については省略しますので、ご了承ください.

dkmsの設定の下準備をします.
$ sudo -i
# ln -s /home/your_account/RT2870_LinuxSTA_V2.3.0.0 /usr/src/rt2870sta-2.3.0.0
# cd /usr/src/rt2870sta-2.3.0.0

dkmsの設定ファイルを作成します.
# vi dkms.conf
PACKAGE_NAME=”rt2870″
PACKAGE_VERSION=”2.3.0.0″
BUILT_MODULE_NAME=”rt2870sta”
BUILT_MODULE_LOCATION=”os/linux”
DEST_MODULE_LOCATION=”/kernel”
MAKE=”make KVER=${kernelver}”
CLEAN=”make clean”
AUTOINSTALL=”YES”

dkmsのツリーに登録します. 確認のため、buildとインストールも行っておきます.
dkms add -m rt2870sta -v 2.3.0.0
dkms build -m rt2870sta -v 2.3.0.0
dkms install -m rt2870sta -v 2.3.0.0 –force

モジュールが/lib/modules/2.6.32-22-generic/updates/dkms配下に出来ていればOKです.
カーネルを再構築します.その際driverのstagingのところにあるrt2870をexcludeします.

おつかれさまでした. 多少作業が冗長になっているところがありますが、ご容赦ください.私は5時間かかってやっと動かせましたが、来月には型落ちになるようですね、この機種.(;;)

それにしてもWindowsなら10分くらいで終わることをここまでかかってしまうLinux、やっぱり楽しいですな。