Eee Pad TF201 上でGPSをバリバリ使う方法(要android端末)

出勤時にTF201を車の助手席に積んで、My Tracks を起動してみましたが、散々な結果に終わりました。たまに測位している区間はありましたが、全行程の2割程度。ん~、だめだこりゃ。ってな訳でTF201内蔵のGPSには見切りをつけ、他のandroid端末のGPSをbluetooth経由で使う方法です。GPSテザリングとでも言うのでしょうか。ともかくこれで母艦のandroidで測位していれば、TF201側で瞬時に測位します。やったぜ!w

私の環境は、SK17a(Xperia mini pro 以下親)+TF201(以下子)です。親となるandroidのOSバージョンが2.3.4ですが、まあこれ以下のバージョンでも出来るでしょう。

1. 親と子でbluetoothを有効にし、ペアリングします。これは一般的な設定の話なので、詳細は割愛。

2. 親に GPS 2 Bluetooth、子に Bluetooth GPS をインストールします。ともにアンドロイドマーケットにあるアプリです。親のGPSを無効、子のGPSを有効にしておきます。

3. 子の 設定→アプリケーション→開発→擬似ロケーション許可 を有効にします。

setting

4. GPS2BTはウィジェットアプリです。ホーム画面の適当な位置にGPS2BTウィジェットを置きます。そしてウィジェットにタッチして有効にします。ウィジェット下部のバーが緑色になります。

5. 親のGPSを有効にします。GPS Statusアプリ等で、位置情報がちゃんと取れていることを確認して下さい。

6. 子の Bluetooth GPSを起動します。ここまでの手順がうまくいっていれば、Mainタブの Select paired GPS device and connect のところに親の機器の名前が表示されているはずです。その右側の Connect ボタンを押します。

7. 親の画面をみると、GPS2BTウィジェット下部のバーがオレンジ色になり、ステータスバーにGPSアイコンが表示されます。子の Bluetooth GPS の画面には親のGPSの測位情報が表示されます。ここまでくればあと一息。

gps2bt

8. Bluetooth GPS のMainタブの Enable Mock GPS Provider にチェックを入れます。この設定を有効にすることで、子で動くアプリからGPS測位情報を参照出来るようになります。あとはお好みでBluetooth切断時の再接続設定等をやってください。終わり。

setting

とまあandroid端末(というか外部GPSロガー)が必要というガッカリな方法なんですが、どうしてもTF201上でGPS測位情報を使いたいならやるしかないでしょう。普通に考えてandroidスマホの1台や2台、みなさんお使いでしょうから、まあアリって言えばアリかな。外部GPSロガーもandroid端末も持っていなければ、終了です。諦めてください。w

ASUS Eee Pad TF201

タブレットPCというものの使いどころが(業務用や文教用以外で)どうにも思い浮かばなかった私。しかし寒い冬にファンヒーターの前にいつもへばり付きながら iPod touch や Xperia の小さい画面でちまちまブラウジングしていることに気がつきました。あれ?これってフロアにタブレット置いてブラウジングしたら割と快適なんじゃね?とか思い始めた訳です。さらにタブレットPCに使用されるCPUの性能が今世代から大分上がって Core 2 Duo 並になったともっぱらの噂。とここまで来たら私の物欲を止められるものは無かったのです。で色々調査していたら、ビビッと心に響いたのが、ASUS Transformer Prime TF201 でした。キーボードドックをつければノートPCスタイルで操作出来る android タブレット。こいつは面白そう。ひねくれた組み合わせのジャンルでひねくれた私歓喜。ついでにデザインがやばいくらいカッコイイ。どう考えてももうこれしかない。というわけで、おととい日本版の発売が電撃発表され、昨日発売されたので早速買ってまいりました。

んで、いつものように適当にレビュー。

良い点
・デザイン。やだなにこれかっこいい。濡れちゃう。ってレベルに気に入りました。これまで私が手にしたコンピュータ系デバイスの中でデザインランキング第1位に躍り出た。w

・ノートPCスタイルで使う android が新鮮。ん~この操作はどうやってやればいいんだ?というのがゲーム感覚で楽しめる。こんなことに喜びを感じるのは間違いなくかなりのマイノリティだとは思いますが、楽しいんだからしようがない。ただいまだにグーグルマップアプリで地図の縮小・回転をキーボードでやる方法が見つからない。そもそも出来ないかもしれない、って苦労はありますよ。

・3D性能が高い、ようが気がする。RIPTIDE GP DEMO や GROW BALL をやってみただけですが、いまどきのノートPCのCPU内蔵GPUでは実現不可能と思われる3Dゲームがプレイ出来ます。PSVITAレベルのゲームは動きそうな性能。まああくまで直感的感想。

・microHDMI端子があり、外部モニタやTVに画面出力が可能。まあこんなことはいわゆるウルトラブックやiPad2でも出来る昨今ですが、ゲームをデカいTVに映してプレイ出来るのは何ともハラショーなデバイスです。相性があるとかないとかいう話みたいですが、私の環境は、エレコムの DH-HD14EU30BK とパナの TH-P42S2 の組み合わせで問題なく画面出力出来ています。

・USBマウスやPS3のコントローラ(USB接続)が使える。私が実際に試したのはマウスだけですが、Youtube に上がっている動画を見る限り、PS3のコントローラやロジクールのワイヤレスパッドF710で特別なセッティング無しで、RIPTUDE GP やエミ○がプレイ出来るようです。こいつはいいぜ。PS3のコントローラも一緒に買おうと思いましたが、5000円弱という驚愕価格だったのでやめました。:(

悪い点
・思ったほどぬるぬるしない。Tegra2より総合5倍速いTegra3搭載いやっほおおおお!と期待していたのですが、グーグルマップとかそれほどぬるぬる動きません。店頭でちょっと触ったTF101よりはさすがにぬるぬるですが。っていうか Xperia mini でのグーグルマップの動作が超絶ぬるぬるだったりするので、私の期待がより高かったというのもあります。ブラウザの動きはまあまあな感じ。もっとも69800円のマシンだからもうちょいサクサクでもいい気がします。つかいつもこの手のデバイスの評価基準がグーグルマップの快適さという私はちょっと頭がおかしいかもしれません。偏差値5000万ですが。

・GPSの感度がいまいち。これはすでに発売されている国など、各所で取り沙汰されている話なので、ちょっと検証してみましたが、○ソレベルの感度ではあるものの全く使えないほどではありませんでした。なお、日本版TF201にはGPSの測位スピードを改善したとされる8.8.3.33のファームウェアがすでに入っていました。完全な屋外や、車の中などは若干測位までの時間(2~3分)がかかるものの、測位後はそれほど問題なく使えそうです。(画像参照)
GPSは機器購入後の最初の測位は結構時間がかかるので、まずはじめに完全な屋外で衛星を補足させるといいかもしれません。部屋の中(窓際)では最初のうちはほとんど測位しませんが、しばらくアプリを起動しているとだんだんと補足しはじめます。ちなみに 窓際での GPS Status での適当に見た平均値は Xperia mini pro で 10/12、TF201 が7/8くらいでした。今度 My Tracks あたりを入れてドライブしてどの程度ちゃんとトレースするか実験してみますかね。
(22:35追記)Wi-Fiオフ、A-GPSデータリセット後に車内ダッシュボードに放置で5分以内(寒いから5分後に見に行ったw)で測位(3/8)確認しました。

・スピーカーがモノラル。スペック厨の私としては残念。変なところケチんなっての。音はそこそこ。ヘッドホン端子出力の音質は標準以上だと思います。割と低音が出ます。

というわけで、いまのところ満足度は90点!くらいなのですが、当初考えていたファンヒーターの前での使用は姿勢があまりにも悪くなるので、結局ノートPCスタイルで主に使用することになりそうです。

TF201
TF201
TF201
TF201
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XPERIA MINI PRO SK17a FOMAプラスエリア対応方法

これで山奥からハ●撮り画像をアップ出来ますね。
端的にいうと、Xperia arc の amss_fs.sin を焼くだけです。

なお、「この手順をやって上手くいきませんでした、どうしてですか?」等、あらゆる質問は一切受け付けませんので、ご了承ください。少なくとも私の環境では上手くいきましたし、ほかの人がやって上手くいかない理由について検証する気は全くありません。
※但し、美しすぎる眼鏡装着女子は除く

前提
・FlashTool インストール済み
・ファームウェアバージョン 4.0.A.2.335

注意事項
・動作確認はデータ通信のみで実施。音声通話に何らかの不具合が出ないとも限らないので、自己責任で下記の手順を行うこと。もっとも SK17a の amss_fs.sin を書き戻せば元に戻すことは可能。

手順
1. 必要なファイル(2つ)を準備。1つ目は、SK17a の loader.sin。どっかから拾ってくるか、ここ( sonyericsson.co.jp)にある SEUS をインストールし、アップデート(インストール)を実行すれば、ローカルにファームウェアのファイルがダウンロードされ、そこから抽出出来る。抽出方法の詳細については記述しないので、ググること。
2つ目のファイルは Xperia arc(LT15a)の amss_fs.sin。ここ(multiupload.com)からダウンロードしたファイルの拡張子をzipに変更、解凍すればブツはある。
2つのファイルを同一の任意のフォルダに置く。

2. FlashToolで 上記2つのファイルのみで構成されたftfファイルを作成する。(Advanced – Bundle Creation)
Select source folder: には手順1でファイルを置いたフォルダを指定。Device、Version、Branding、は適当に。

3. 手順2で作成したftfファイルを Flash する。Flash ボタンを押し、amss_fs.sin、loader.sin で構成されているものを選択し、OKをクリック。

4. 電源が切れた状態の MINI PRO 本体を、ボリュームダウンボタンを押しながらPCにUSB接続する。

5. 焼きが完了したら、電源を入れ、電話アプリから *#*#7378423#*#* にダイヤルする。Service info → Configuration の Working Band/s: に UMTS_BC6 があれば成功。

↓の画像は、近所の FOMAプラスエリアで撮った写真です。宮床ダムの敷地内でまず間違いなくプラスエリアです。ST15i で圏外になることも確認済み。
http://g.co/maps/5uef (maps.google.co.jp)

FOMAPlus Field Test
FOMAPlus Field Test

追記: 8月28日大倉ダム付近のプラスエリアでも通信確認しました。(ピンボケですが)
手がプルプルしてるのはなぜか緊張してしまったからです。
http://g.co/maps/cfwf (maps.google.co.jp)